秘めた実力!?「PreSonus Eris E3.5」モニタースピーカーを使い込んでみた

モニタースピーカーは、原音を忠実に再生する機器としてDTMや楽器演奏、録音などに欠かせないオーディオ機器です。

その中で「PreSonus Eris E3.5」は軽量 、コンパクトで高音質なモニタースピーカーと言われています。

しかしWEB上にはあまり情報が出回っていないので、以前から気になっていたものの手が出せないでいました。

しかし、DTMの作業でどうしても必要になってきたので購入することに。

「PreSonus Eris E3.5」をレビューしていきます。

【サウンドハウス】PRESONUS ( プレソナス ) / Eris E3.5

モニタースピーカーとは

モニタースピーカーは、リスニング用スピーカーとは異なり原音に忠実でフラットなサウンドを出力してくれます。

それはDTMなどでエフェクトの効果や録音したサウンドを正確に聴き取る必要があるため、原音になるべく近い音を出力することが求められるからです。

そんなスピーカーは主に2つのタイプに大別できます。

アクティブ・スピーカー

アンプを内蔵しているタイプのスピーカーとなっています。内蔵されているアンプはスピーカーにとって最適な条件になるようにチューニングされています。

スピーカーの本来の実力を一番引き出せる状態になっているので最初から高音質なサウンドを出力させることが可能です。

音楽制作の現場ではこのアクティブ・スピーカーが主流のようです。「PreSonus Eris E3.5」もアクティブ・スピーカーに分類されます。

パッシブ・スピーカー

パッシブ・スピーカーはアンプが内蔵されていないので別途アンプを用意する必要があります。カスタマイズ性は高いですが、規模が大きくなりがちといったデメリットも存在します。

性能

入力端子が豊富に実装されているので、パソコンはもちろんスマートフォンやオーディオインターフェイス、その他音響機器でも接続することが可能でしょう。

また、背面にあるコントロール・ノブを回すことで高温域と低音域の音響調整が可能になっています。

大音量出力も可能なので音量には注意が必要です。

・カラー     ダークグレイ
・周波数特性   80Hz~20 000Hz
・クロスオーバー周波数 2.8kHz
・アンプ出力   25W
・ウーハー    3.5″ Kevlar
・ドライバー   1″ シルクドーム
・最大出力音圧レベル 100dB
・インピーダンス 10kΩ
・入力端子    1/4″ TRS 2系統、RCA 2系統
_________AUX入力:1/8″ステレオ
・出力端子    3.5mmステレオミニプラグ
・サイズ     W141xH210xD162 mm
・重量      2.9kg(ステレオ・セット)
・ケーブル    オーディオケーブル(45cm)
・電源      AC

デザイン

開封していきます。

付属品は、以下のようになっています。

・オーナーズマニュアル
・電源ケーブル
・3.5mmステレオミニプラグーAUX変換ケーブル
・オーディオケーブル
・3.5mmステレオミニプラグ(オスーオス)

オーナーズマニュアルは日本語で書かれていました(珍しい)。

スピーカの正しい設置方法なども記入されていたので参考になる情報が多々あります。

各種ケーブルが付属されています。

PCやスマートフォンに接続して音楽を聴きたい方は付属のケーブルだけで問題ありませんが、USB-DACやアンプ、オーディオインターフェイスに接続して使用したい方は別途専用ケーブルを購入する必要があります。

AUX端子とは
AUX端子とは、外部機器(オーディオ機器)と接続する端子のことです。本製品では、3.5mm径のオーディオケーブルに対応しています。

本体カラーはダークグレイの一色となっております。

マット加工された落ち着いた色合いと僅かにある青色がかっこよく個人的には好みのデザインです。

また手にしたときはその軽さに驚きました。

見た目の大きさに反して明らかに軽量だったので、「音質とか大丈夫なんだろうか・・・」と思ったり。

下画像はシルクドーム・ツイーター部分となります。

ツイーターとは高音域用スピーカーのことです。

公式Webサイトより
Eris Eシリーズには、ワイドな分散パターンでサウンドを放射するようにデザインされたシルクドーム・ツイーターが装備されており、より大きなスイート・スポットを生成します。 その結果、トランジエントと高周波数を正確に再現する滑らかで洗練されたサウンドが得られます。

説明が専門的過ぎて理解が追いつかない・・・。

高音域のサウンドがいい感じに鳴ってくれるのでしょう。

ツイーター部分は、金属のメッシュで覆われています。

むき出しになっているので、開封時に傷つけないよう注意が必要です。

「Eris E3.5」には、3.5インチサイズのKevlarウーハーが搭載さてています。Kevlarは合成繊維の一種で高強度、耐熱性、耐衝撃性などが優れています。

防弾チョッキなんかに使われている繊維のようです。

下記は公式Webにあった説明文で、「時間の消費されるオーディオが少なくなり…」とありますが・・・。

「?」である。いや真剣にわからん。

公式Webサイトより
Eris Eシリーズは、カスタムのKevlar®低周波ドライバーを採用しています。堅牢なコーンは周波数範囲全体でより均一な分散パターンが得られ、結果として時間の浪費されるオーディオが少なくなり、全体的なサウンドがよりクリーンになります。

調べてみると強靭なKevlarを使用したコーンの特徴として、サウンドの出力に安定した指向性を与えることができるようです。

それにより音の遅延やぼやけを抑えることができクリーンなサウンドを生み出せるようです。

Kevlarは偉大、という話でした。

モニタースピーカーでは背面に電源やボリュームノブが設置されることが多い中「Eris E3.5」は前面にあります。

・ボリュームノブ
・「Aux In」端子
・「Phone」端子
・電源スイッチ

前面にダイアル式のボリュームコントロールがあるため、即座に音量を変更することができ大変便利です。

Aux In端子が採用されているので、外部からスマホやタブレットを接続して、すぐに音楽鑑賞をはじめることができるでしょう。

Aux In端子を使用する場合は、3.5mmステレオケーブルで接続する必要があるので付属品のステレオケーブルを使用してください。

裏面は各種端子が備え付けられています。

背面には各種端子が備え付けられています。また高音域と低音域のサウンドを調整するコントロール・ノブがあるので、スピーカーの設置場所によってサウンドに影響出てしまった場合こちらで調整します。

・Line(RCA)端子
・TRS端子

USB-DACやオーディオインターフェイスと繋げる場合「TRS」「RCA」と表記された端子を使用します。

本体の後ろにある穴はファイアリング型アコースティックポートで低音域の再現性をカバーしてくれます。

バスレフポート効果とは
スピーカーに設けられているダクトのことで、低音増幅の効果が期待できます。

大まかな外形です。

モニタースピーカーとしてはコンパクトですが、やはりスペースはある程度必要となるでしょう。

予め設置場所を確保しておいたほうが良いかもしれません。

奥行きもそれなりにあるので、ディスプレイの位置を変更したりと設置にはそれなりの労力を必要としました。

Aux In端子を使用する

スピーカーのAux In端子とスマートフォンやオーディオ機器を直接繋げサウンドを出力します。

付属のオーディオケーブルで繋ぎました。

これだけで音声を出力することができるので、気軽にリスニングスピーカーとしても利用することができ、汎用性の高さが伺えます。

Line(RCA)端子を使用する

Line(RCA)端子を使用し、USB-DACやオーディオインターフェイスに繋げる場合は別途「RCAケーブル」を購入する必要があります。

今回は「Neoteck」のRCAケーブルを購入しました。

Line(RCA)端子とTRS端子で音質など比較したかったのですが、ケーブルにもこだわりだすと終わりが無いので比較的安価なものを選択しました。

オーディオはケーブルすら高い・・・。

これをスピーカーのLine端子に装着します。

片方を手持ちのUSB-DACに装着しました。

「L」「R」の方向を統一させないといけません。色分けがなされているので装着は問題なくできるでしょう。

お互いにケーブルを装着させれば完了です。

接続したUSB-DACについてはこちら

TRS端子を使用する

TRS端子を使用する場合もLine端子とほとんど変わりません。

こちらも別途TRS端子を購入しました。

TRS端子に装着します。こちらは端子も「L」「R」に注意しながら装着すれば問題ないでしょう。

手持ちのオーディオインターフェイスに装着しました。

設備が組み上がっていくとわくわくします。

両方のケーブルを装着させていても問題はありませんでした。

状況によってUSB-DACやオーディオインターフェイスを使い分けていくことになります。

また、TRS端子とLine(RCA)端子の両方に入力することもでき、サウンドも同時に出力されました。

接続したオーディオインターフェイスについてはこちら

音質

初めてモニタースピーカーを使用しました。

一番印象的だったのは1つ1つのサウンドがしっかりと分離されて聴こえてきたことです。

リスニングスピーカーと比べより立体的にサウンドが聴こえると言ったほうがよいでしょうか。

聴き分けてみるとより顕著に感じました。

少なくともエッジの効いた音質だと思います。

全音域ともにしっかりと鳴らしてくれているので低域から高域まで音を聴き分けやすくなったと思います。

くせのないクリアなサウンドなので好みが大きく分かれることも無さそうです。

ただ重低音がバリバリ響くようなスピーカーではありません。

そもそもそれはリスニングスピーカーの役目なので、フラットな音質が好きでは無い方は注意が必要です。

ただ癖のないサウンドなので、イコライザーで自分好みのサウンドにカスタマイズしやすいといったメリットもありあす。

好みのサウンドを追い求めたい方には大変おすすめできます。

バランス接続とアンバランス接続

Line(RCA)端子はアンバランス接続で、TRS端子はバランス接続となります。

一般的にバランス接続のほうがノイズに強く、音質も上がるとされています。

また音がよりクリアになったりといったメリットもあるので、この2つの接続方法を選ぶのであればバランス接続がおすすめです。

デメリットとしてバランス接続に対応した機器等を揃えないといけないので、その分出費が重なります。

手持ちのUSB-DACとオーディオインターフェイスでそれぞれバランス接続とアンバランス接続でサウンドを聴き分けたところ圧倒的な違いはわかりませんでした。

なんとなくバランス接続で出力したサウンドのほうに分離感がありましたが、何度も聴き返して要所要所で違いがわかるかなー、という感じでした。

しかし、オーディオインターフェイスがバランス接続に対応しているかどうかわからなかったの、でそこまで違いが出ていないだけかもしれません。

しかし、オーディオを出力する機器もケーブルも異なるので聴き分けの検証方法としては非常によろしくないです。

オーディオ出力機器を統一したり、より高価なケーブルに変更することで違いがよりはっきりするかもしれないので、オーディオにこだわり抜きたい方はぜひ試してみてはいかがでしょうか。

個人的には、バランス接続の効果はヘッドホンだとより感じやすいので、そちらにお金をかけたほうが良いのかもしれませんが・・・。

DTMでモニタースピーカーは大事だと思った

今までDTMで作業をするときは主にヘッドホンを使用しておりました。

大音量を出せない一人ぐらしの方に結構いらっしゃるのでは・・・。

しかし、ヘッドホンとモニタースピーカーではやはり音の聴こえ方に違いがあります。

ヘッドホンでは上手く調整できていたと感じてもモニタースピーカーで聴いてみると聴こえ方や印象が変わることはザラにありました。

DTMで「バランスのとれた音源にするにはいろいろな媒体で音を聴いてみるのが良い」、とされていますが本当にその通りだと感じました。

最後に

ここまで、「PreSonus Eris E3.5」を見てきました。

評価レビューの少なさも相まって最初は若干不安でしたが、非常に扱いやすくコストパフォーマンスの優れたモニタースピーカーでした。

音質も納得できるもので、今の所は不具合も出ていないの大変満足しています。

DTMなどやっていて初めてのモニタースピーカーを探しているといった方や比較的コンパクトで設置しやすいスピーカーが欲しいという方におすすめです。

リスニング用途としても十分扱えます。

気になった方はぜひチェックしてみてくださいね。

【サウンドハウス】PRESONUS ( プレソナス ) / Eris E3.5

 

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